もしかして自分はうつ病かもと感じることはありますか。日本は特に仕事を休むのが難しいと感じている方が多いのではないでしょうか。
そのような場合、どうすれば仕事をスムーズに休むことができるでしょうか。限界を見極める5つのサインについてまとめています。
目次
仕事に行きたくないと感じるのはあなただけではない
朝起きて「仕事に行きたくないな~」と感じることがありますか。そう感じるのはあなただけではないので安心してください^^
理想的には「やりたくて仕方がない、月曜が待ち遠しい!」という仕事ができればいいのですが、生活のため仕方なく今の仕事をしているという人の方が圧倒的に多いでしょうね。
仕事に行きたくないと思ってしまう自分を「ダメな奴」「サボってる」「根性がない」などと思う必要はありません。
ネット上を見ても、仕事に行きたくない人であふれています。
あぁ、仕事に行きたくない。上司が嫌すぎるし自分の業務が嫌すぎる。もっとゆるくて責任のない仕事に転職したいと思って、家から徒歩10分の会社の事務職の面接行ってきた。けど、今より年収150万くらい減る&契約社員になるから、もうちょっと冷静になって考えてみようかなと思う。
— りんこ (@rinrinrin1985) 2019年7月15日
あー仕事行きたくない。明日地球滅亡しないかな。
— まみちゃん (@mainichinaiteru) 2019年7月15日
あーあ、明日保育園に行きたくない。保育士かこんなに行きたくないんだから、子ども達も行きたくない気持ちになるよね。時々虚無になる。何でこれが保育士の仕事なんだろう。何でこんなにお金が貰えないのに、人の生活支えてるんだろう。何でこんなに仕事の効率が悪いんだろうって。通勤中に涙出るよ。
— けめこは保育士を辞めたい (@kemeko85) 2019年7月15日
仕事行きたくない😭
辞めようかずっと悩んでる。。— もりそよか☆夢ココロめいきゃあ (@yumekiya_soyoka) 2019年7月22日
今日は仕事行きたくない病
昨日の夜勤が疲れた分行きたくない
でも夜勤は稼げるし行きたい
この葛藤— TwinTail (@twintail_kyoka) 2019年7月16日
ザッとツイッターから拾ってきましたが、「仕事キライ、仕事行きたくない」なんて人はゴロゴロいますよ。
繰り返しますが、「仕事行きたくない~!」と感じるのはある意味正常ということですからご自分を責める必要はないですよ。
問題は、うつ病などマジでヤバい時どうやってスムーズに仕事を休むかってことではないでしょうか。
仕事を休むべき限界の5つのサイン
朝起きて「あ~ダルイ、仕事行きたくないな~」と軽く感じるレベルから、通勤中理由もないのに涙が止まらなくなるなど重症の場合もありますよね。
身体が限界だとサインを送っているのに「オレは根性がたるんでいる!」と自分を奮い立たせた結果、うつ病などが悪化してしまうケースもありますから仕事を休むべき限界を見極めるのは大事ではないでしょうか。(早期発見早期治療ですからね)
この記事は「うつ病で仕事をスムーズに休む」方法を知りたい人向けに書いていますが、検索窓に「うつ病 仕事 休み方」と打って検索してしまうような方は明らかに働き過ぎ、頑張り過ぎです。
無理して限界まで頑張ることが「普通」になってしまっているので、まるで茹でガエルのように自分が熱湯に入っていることに気付きません。ヤバいですね。
結論から言えば、「ちょっとでもおかしいな、限界かな?と感じたらそれは危険なサインなので全力で休む」ようにした方がいいです。
以下に参考になる「限界のサイン」の例を挙げます。
ちょっとしたことでイライラする
普段は温厚な性格なのになぜか最近些細なことでイライラしませんか。
- 駅ですれ違う人にイライラ(なんだコイツ、ぶつかってくんな!)
- 近所の犬の鳴き声にイライラ(夜なのに無駄吠えすんな!)
- 子供の笑い声にイライラ(少しは勉強しろ!うるさいんだよ)
など、以前はなんとも感じなかったことにいちいちイライラしていませんか。心が疲れすぎてキャパオーバーなのかもしれません。
眠気・疲れが取れない
週末にたくさん寝ているのに月曜の朝から疲れている、眠気が取れない、一日中眠いと言った状態が続いていますか。
お酒を飲まないと寝られない、あるいは睡眠薬が手放せないでしょうか。一定期間それが続くようであれば単なる疲れではなく精神的な疲労ゆえかもしれません。
痩せるもしくは太る・食欲の変化
疲労がたまり過ぎて食欲がなくなり体重が減ってきているでしょうか。今までのように食べることに興味がなくなってきたと感じますか。
あるいは逆にいくら食べても満足しないでしょうか。こんなに食べては身体によくないと思っているのにコントロールできないことが増えているでしょうか。
食べる量は変わっていないのにストレスの影響で太ってしまうこともあります。体型の変化も「限界のサイン」となることがあります。
動悸、めまい、息が苦しい、涙が止まらない
特に理由がないのに動悸やめまいがしたり呼吸が苦しくなる。あるいは突然涙が止まらなくなることがあるでしょうか。
心の苦しみが身体的な症状となって表れているので早急なケアが必要なレベルと言えます。
自ら命を絶ちたくなる
ふとした瞬間「このまま倒れて仕事ができなくなったらラクになれるんだろうな」とか、駅のホームで電車を待っている間「飛び込んでしまえば明日から仕事に行く必要もなくなる」と思うことはありませんか。
強制終了してでも今の状況から逃れたいというサインではないでしょうか。
うつ病かもと感じた時に仕事をスムーズに休む方法
みんな頑張っているんだから自分だけ休むなんて申し訳ない、と感じますか。自分がやりたいと言った仕事だから無理してでもやるべきと思いますか。
急に休んだらみんなに迷惑がかかるから休めない、と思いますか。あるいは見た目健康そうだからサボりだと思われないか心配でしょうか。「うつ病なんて根性が足りないんだ!」と上司に言われるのが怖いですか。
考え方としては、無理して仕事して心身ともに悪化してしまっては元も子もないということです。
今休めば比較的短時間で回復するかもしれないのに、無理し続けた結果何年も休職しなければならなくなったとしたら、その方がまずいのではないでしょうか。
次に、あなたが会社に行かなくても仕事が滞ることはないということです。他の人が休んだ場合、あなたはその人の分までカバーしようとするのではありませんか。
なら、あなたが休んだ場合も同様だということです。一人休んだくらいで仕事が滞ってしまうとすれば、それはそういうシステムを作っている上司、会社が悪いのです。反省すべきはむしろ会社の方ではないでしょうか。
有給があるのにそれを自由に使えないというのもおかしな話ではありませんか。それじゃ「絵に描いた餅」ではないでしょうか。
そんな有給は合ってないようなものです。そもそも有給をいつどのように使うかはその人の自由でいちいち説明したり、翌日出勤した時にみんなに謝罪しなければならない方がおかしいのですよ。
日本人は(って言い方は良くないかもしれないが)休むことへの罪悪感が多すぎ。有給休暇に「正しい」理由なんて要らない。お互いに、正当な権利を使おう。お互いに尊重しよう。調整の必要な場面はあると思うが、それこそ管理職の責任。
— ribrib (@ribrib010) 2017年1月28日
有給取ろうとしたら理由を訊かれるので答えたら「そんな理由で休めるか!」と怒られたり、「理由は要らないと労基法に…」と答えたら「お前はアカだ!」と怒られたり、なんか凄かった。
— ちゃみぞう・ステゴン (@cat_chami) 2016年6月7日
4月開始「有給休暇の新ルール」の大事な基本(東洋経済オンライン) https://t.co/qXo0SHWIDD
年休だけど出勤とか年間休日を名目上5日減らしてそこは年休扱いとか酷い論理が横行しそうだけど、年休はちゃんと取得するべきものですし、記事にある通り年休に理由は要らないので自由に取りましょう。
— スパルタ (@sparta_cc) 2019年3月3日
仕事なんて気にせず休めばいい。
有給使って遊びまくっても構わない。
鬱だから疲れたから、とか理由なんて要らない。
お前が休んでも俺が頑張る!
その代わりに俺が休む時は頑張ってくれ!
— ぎんちゃん (@ginstyle1982) 2019年6月17日
会社を休みたい事実があれば、有給休暇の取得に理由は全く要らない
ポケモンで遊ぶ為でもオーケー— 川島順一 (@pleiades123456) 2019年5月21日
みんなもこう言ってるじゃないですか!
そうは言われても真面目なあなたはすんなりと有給休暇を取ることが難しいかもしれません。でも、頭の片隅に「有給は理由は要らない」ということをとどめておいてください。
重度の場合は休職した方がいい
有給で数日休んで回復するレベルならいいのですが、そうではない重症な場合、休職した方がいいでしょう。
うつ病などで休職する人は珍しくありません。医療機関に行って、”うつ病のため(あるいは他の精神的疾患のため)休職が必要”との診断書を会社に提出することによって休職できます。
そしてその期間、申請して傷病手当金の支給を受けることができます。
傷病手当金とは
傷病手当金(しょうびょうてあてきん)とは、健康保険法等を根拠に、公的医療保険(健康保険、国民健康保険、船員保険、各種共済組合等)の被保険者が疾病または負傷により業務に就くことが出来ない場合に、療養中の生活保障として保険者(全国健康保険協会、健康保険組合等)から行われる給付(金銭給付)である。雇用保険の傷病手当とは名称がよく似ているが、全く異なる制度である。(wikipediaより引用)
とあります。ややこしいですね^^;
簡単に言うと、病気で働けなくなった人に対し1年半の期間、給料の6割が支給されるという制度です。
休職期間中、社会保険料を会社が半分負担してもらいながら傷病手当金も受け取れるのです。傷病手当金の支給を受けたいと会社に申請すれば手続きを行ってくれるでしょう。
1年半の休職期間ののち、もっと自分に合った働きやすい部署に配置転換してもらえないかどうか会社と交渉できるでしょうか。
一人で申請や交渉が難しい場合、社内の、あるいは社外の労働組合に加入し助けてもらうことができるでしょうか。
会社は社員の健康を配慮した仕方で仕事を行わせなければならない義務があります。過酷な労働環境によって支障が生じた場合、会社に補償を求める権利があります。
実際にある方は社外の労働組合の助けを借りて、「不適切な環境での労働があった」ことを理由に会社と交渉してもらい、和解金として4年分の年収を受け取って退職されたそうです。
本当は会社が悪いのに泣き寝入りして無理を重ね、挙句の果てにはうつ病になって何年も復帰できないというのはあまりにも損ではないでしょうか。
ネットで調べれば、身近に相談できる機関が必ずあるので、法で保護された労働者の権利を十分に活用しましょう。
まとめ
頑張ることが当たり前になっていると、いつの間にか限界を超えてしまうことがありますね。
ちょっとでもおかしいなと感じたら遠慮なく休めるようシュミレーションしておきましょう。
有給を使うのに本来は理由など要らないことを認識してください。
場合によってはしっかりと休職した方がいい場合もありますね。法で保護された権利を十分に活用できるよう調べて備えましょう。
仕事のために生きているのではなく、生きるために仕事をしている訳ですよね。できるだけ自分の理想に近いスタイルで働けるよう少しでもできることを見つけていきましょう。
こんなことを書いている私ですが、先日働きすぎて血尿が出ました。まあ私の勤めてる会社は比較的休みやすいのですが、それでも知らぬ間に無理しててこうなってしまいました。
原因は過労とストレス。嫌な同僚がいるんですよ。その人たちが急に来ることになって・・・それも要因だと思います。
下記の記事にまとめているのでよろしければご覧ください。
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