お盆のお供えの野菜の意味は?飾るのは初盆だけ?ナスとキュウリ以外でも代用できるのか

精霊馬

お盆になると、キュウリやナスで作るお供えがありますよね。都会暮らしの若い方でも一度は見たことがあると思います。

ナスやキュウリに4本の割りばしなどを刺していますがあのお供えの野菜の意味は何でしょうか。

ナスやキュウリ以外の野菜でもいいのでしょうか。

●この記事を読んでわかること

  • お盆のお供えの野菜の意味
  • お供えの野菜の呼び方・名称
  • お供えの野菜はナスやキュウリ以外でもいいのか
  • お供えの野菜の処分方法
  • お供えの野菜はお盆の後は食べてもいいのか

 

◆調べて分ったこと

  • お供えのナスやキュウリは故人の乗り物
  • お供えの野菜の呼び方・名称は「精霊馬(しょうりょううま)」
  • 処分方法は地域、状況によって異なる
  • 食べられるかどうかは地域、個人によって異なる

ではさっそく調べてみましょう。

お盆のお供えの野菜の意味は?

お盆の時期に、お亡くなりになった方がこの世とあの世を行き来する時に使うのがキュウリやナスを使った”乗り物”だそうです。

来るときは馬を表すキュウリで、帰る時は牛を意味するナスに乗ります。三途の川を渡るとき、行きは足の速い馬で来てもらい、帰りはのんびりと牛で帰ってもらうのが目的とか。

家族親族の元には少しでも早く来てもらい、帰る時は「楽しかったなぁ~また来年も来よう」と余韻を味わいながら帰ってもらうためなんでしょうね。

お盆のお供えの野菜の名称は?飾るのは初盆の時だけ?

お盆のお供えの野菜(ナスやキュウリ)の名称は「精霊馬(しょうりょううま)」と呼ばれています。

精霊馬は基本的には初盆かどうかにかかわらず毎年飾るものだそうです。ですが地域によってかなり違いがあるようです。中には初盆だけ飾る地域もあるようですね。何と西日本では精霊馬を飾らない地域も珍しくないとか。

なので、お住まいの地域の習慣をあらかじめ押えておく必要がありますね。地域の集まりなどがあれば、その機会にお年寄りの方など地元の伝統に詳しい方に尋ねることができるでしょうか。

精霊馬は他の野菜でも大丈夫か?

精霊間に使う野菜はナスやキュウリが一般的で、他の野菜で代用するのはあまり見かけません。ナスやキュウリは簡単に手に入る野菜ですしね。

でも、夏の収穫に対する感謝や、亡くなった方が行き来するための”乗り物”としての意味合いからすると、必ずしもナスやキュウリでなければならないという訳ではなさそうです。

昔の乗り物は馬や牛が一般的だったのでしょうが、現代風にアレンジして精霊馬を作る方もおられます。来るときは速く、帰る時はのんびりという意味合いでは間違ってはいないでしょう。ただ、あまりにもおふざけのデザインではご先祖様も苦笑いかもしれませんよ。

 

亡くなったおじいちゃんが車好きだったそうですね!ナスとキュウリが合体していますが、カッコイイデザインにおじいちゃんも大満足では?

 

なるほど、生野菜を使わずですね!この発想はありませんでした。これなら腐りませんし毎年使えそうです。

 

お盆のお供えの野菜の処分方法は?

お盆が終わった後、ナスやキュウリで作ったお供えの精霊馬はどう処分したらいいのでしょうか。間違った方法で処分してしまうと罰が当たるのではと心配になりますよね。

まず考え方としては、精霊馬は亡くたった魂が来られる際の乗り物なので供養する必要はないとのこと。前述しましたが「夏の収穫に対する報告と感謝」という意味合いもありましたね。

自然のものは自然に還るというのが理(ことわり)ですから、出来れば土に埋めたり川に流すのがいいでしょう。

”捨てる”という意味ではなく、”他への施し”と捉えれば、自然に還せば他の生き物のエサになるはずです。

また、地域によっては送り火で燃やすこともあります。私が子供の頃に住んでいた地域では燃やしていましたね。お盆の後には燃えて真っ黒にしなびたナスやキュウリを見かけました。

現代では埋めたり燃やしたりするなど自然に還すというものなかなか難しいですよね。それで、地域のルールに従って生ごみなどで処分するのが一般的です。

そのまま処分するのは心苦しい方は、塩を振りかけて清めた後に
半紙に包んで捨てるといいと思います。

精霊馬は食べてもいいのか?

もったいないから食べてもいいのでは?と思う方もいるでしょう。これには賛否両論があるようです。

いくら供養の対象ではないとはいえ、お供えに使ったものを口にするのは良くないと感じていおられる方もいらっしゃいます。

かと思えば、「もったいない」「仏様のおさがり」とみなして尊び口にされる地域もあるとのこと。

なので、お住いの地域の習慣やご自身の気持ちだと思います。

ちなみに、お盆の期間中お供えの野菜はずっと飾られているので線香で燻された状態ですし、暑い場所に長時間放置されている訳ですから傷んでいる可能性もあるので食中毒に注意する必要があります。

まとめ

身近に詳しい方がいないと、伝統行事の細かいしきたりはどうしていいのか迷いますよね。

ナスやキュウリで作る「精霊馬(しょうりょううま)」は故人が乗る乗り物で、行きは脚の早い馬を意味するキュウリ、帰りはのんびりと牛を意味するナスでお帰りいただくという意味でした。

そういう意味では何も馬や牛ではなくてもいいのかもしれませんが、あまりおふざけ過ぎる精霊馬もどうかと思います。

処分する際は、供養の対象物ではないのでそれほど神経質にならなくてもいいと思います。食べるかどうかも地域によって違いますからね。

いま私たちが無事暮らしているのもご先祖様のお蔭ということを思い起こす点で、お盆の風習は大事な伝統行事ですね!

※最後までご覧いただきありがとうございます!

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