リンゴの皮に栄養があると言われていますよね!
なのでそのままガブッと食べたいのですが、リンゴを手に持つとベタベタします。
「もしやこれは色艶を良く見せるためにワックスが塗られているのでは?」と思ったのは私だけではないと思います。
ワックスが付いたまま食べるのは身体に良くないかもと不安になります。
では、
- リンゴの皮のベタベタはワックスなのか
- リンゴの皮に付いてる農薬の危険性について
調べてみましょう。
リンゴの皮のベタベタはワックスなのか
結論から言えば、国内産のリンゴにはワックスは使用されていません。(アメリカなど海外産のリンゴにはワックスが使われていることがあるようです)
じゃああのベタベタピカピカしたものは何だろうと思いますよね。その正体は「ろう物質」と呼ばれています。
何のためにろう物質があるかといえばリンゴを保護し乾燥を防ぐためです。特に実が熟してくるとリンゴに含まれる脂肪酸が表面のろう物質を溶かしベタベタピカピカになるとのこと。
つまり、ベタベタしているほど「おいしくなってきたよ~!」というリンゴからのサインという訳です。
なので、リンゴの表面がベタベタしていても食べて問題はないんですね。
じゃあ、国内産のリンゴにはワックスは使われていないことは分かりました。ガブッとそのままいきたいのですが、農薬はどうなんでしょうか。そのまま食べても健康に影響はないのでしょうか。
リンゴの表面の農薬はどうなのか
リンゴは農薬をけっこうたくさん使っているイメージ、ありませんか?そう思うと皮ごと食べてもいいものか心配になるのも無理はありません。
まず、使用されている農薬についてですが収穫の10日前くらいからは農薬散布を行わないようです。それくらいの期間があれば自然に分解されてしまうそうです。
厚生労働省や農林水産省が平成16年に行った残留農薬の実態調査によれば、基準値を超えたものは、わずか0.01%だったということです。平たく言えば1万個に1個基準値を超えたリンゴがあったという計算になるのでまず気にしなくてもいい数字ではないかと思います。
次に、無農薬が絶対にいいかと言えば必ずしもそうではないようです。というのも、農薬を使ったリンゴよりも無農薬のリンゴの方が危険という見方があるんです。
「そんなバカな!」と思いますよね。「虫も食わないようなものは良くない」なんてことも言われますし。
どういうことかというと、リンゴに限った事ではありませんが自然界でリンゴが害虫に食われると、「これはどうにかせねば」とリンゴの方で対策を講じるのですが、それ以上食われないよう「有害物質」を生み出すんです!
リンゴにとっては自衛手段な訳ですよ。
一方、適正な農薬を使用して育てられたリンゴは害虫に食われることはありませんから、当然自衛手段としての「有害物質」を出す事もなくスクスク成長していきますよね。
ということで、結論としては、
- 残留農薬は気にするほどのレベルではない
- 無農薬リンゴの方が実は有害だったりする
ということです。
なので、さっと洗ってガブッといきましょう^^