ゲノム編集食品と遺伝子組み換えの違いは?危険性が気になる

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ゲノム編集食品なるものが早ければ2019年の夏ごろから市場に出回るそうなんですよ!

「ゲノム編集食って何?」と思ったのは私だけではないと思います、が、ちょっと気になりますよね?

ゲノム編集食の開発者は厚生労働省の調査会に届出を出すだけで販売が可能なのですが、なんと現時点では表示は義務化されていないんですよ、奥さん!

政府としてはゲノム編集食であることの表示を義務付ける方向で検討しているそうなんですが、消費者としては「順番が逆じゃない?」と思ったりします。

そもそも「ゲノム編集食」とはいったい何なんでしょうか、そして遺伝子組み換え食品とどう違うのでしょうか

さらに、ゲノム編集食品の危険性も気になります。

ではさっそく調べてみましょう。

ゲノム編集食と遺伝子組み換え食品の違いとは?

「遺伝子組み換え食品」はなんとなくわかりますよね?詳しいことは分からなくても”遺伝子を組み換えて生産量をアップしたりしてるんでしょ?”と多くの人は認識していると思います。

 

そもそも「ゲノム」ってなんでしょうか

コチラの方のサイトが詳しくまとめられていましたのでご紹介します。
遺伝子、ゲノム、DNA……一体どう違うの?

 

解りやすいこのような図と例えで説明しておられました。
図解➡DNA、遺伝子、ゲノムの違い

 

もうこの図を観れば一目瞭然ですね!

遺伝子を本に例えておられました。人間には46本の染色体があるって学校で習ったのを覚えてますか?

本の中には「遺伝子」つまり、髪の色とか骨の形とか一重だとか背が高いとかあなたの情報が書かれている訳ですよね。

お父さんのオタマジャクシに23本の染色体、お母さんの卵にも23本の染色体があって、オタマちゃんとたまごちゃんが無事に出合って赤ちゃんが生まれます。

赤ちゃんは両親からそれぞれ23本ずつもらって合計46本の染色体を持っています。

染色体を本に例えると、人間は23冊で1セットの本を2セット持ってる訳ですよ、46本染色体があるので。で、「ゲノム」というのは、その23冊×2セットに書かれている情報すべてを指して「ゲノム」と呼んでるそうです。

ここまででなんとなくわかりますかね?

 

 

じゃあ次に、「ゲノム編集食」と「遺伝子組み換え食品」の違いについて簡単に見ていきましょう。

「遺伝子組み換え食品」は特定の遺伝子のみを組み込む技術と言われています。

例えば毛の生えないニワトリとか足が4本あるニワトリなどをニュースで見たことがあると思います。

自然界では絶対あり得ない現象を発生させることができるのが「遺伝子組み換え」です。

画像➡4本足のニワトリ

両親以外の遺伝子を組み入れたりして誕生させたりもするという訳です。

 

それに対して「ゲノム編集食」は、すでに持っている情報をカットしたり繋げたりする技術と言われています。

他から付け足すことなく両親から受け継いだものだけでやりくりすると言う点が「遺伝子組み換え」とは違うところ。

「突然変異」ってありますよね、あれを人為的に引き起こしたと考えると分かりやすいでしょう。

ゲノム編集食の利点は?

ゲノム編集食によってどんないいことがあるのでしょうか。

特定の部分を無くしたり増やしたりすることができるそうです。例えば血圧を下げるとされている栄養素をたくさん含んだトマトになったり、毒のない芽のジャガイモなどがすでに開発されているとのこと。

確かに、トマトにしても1個で2個分の栄養が含まれていればたくさん食べなくてもいいわけですし、ジャガイモの芽に毒がなければわざわざ調理の際に取り除かなくても済みますよね?

危険性についてはどうなのか?

とても有用なことは分かりますが、そもそも人間が食べても大丈夫なのでしょうか、危険性についても気になります。

遺伝子組み換え食品に比べ、ゲノム編集食品の方が安全だと言われています。突然変異は自然界でも起こりますし、品種改良とさほど変わらないので従来品と見分けがつかないレベルと言われています。

品種改良は完成するまでに10年くらいかかりますが、ゲノム編集ですとそれが1年か2年で出来るので時間もコストも節約できるとのこと。

政府としては品種改良と何ら変わらないので届出だけでいいですよという見方をしているのですが、まだ発展段階の技術ですし、操作している段階で意図しない変異をもたらさないとも限りませんよね?

ゲノム編集食品の表示はどのように?

現時点ではゲノム編集食品への表示義務はありません。方向としては表示を義務化させようとしていますが、ではどのような表示になるのでしょうか。

現在、よく見かけるのは「遺伝子組み換えではない」という表示でしょう。逆に「遺伝子組み換えですよ」と表示された食品を見たことがありません。

となれば、「ゲノム編集ではない」と表示された食品がスーパーに並ぶ日もそう遠くはないものと思われます。

遺伝子組み換え食品が市場に出るようになってからかなり時間が経っていますが、根強い反対があり、市場を堂々と闊歩できる地位まで来れそうもありませんよね。

となると、いくら素晴らしい技術であっても、食べたら危ないんじゃないかと思って手を出さないのであれば、ゲノム編集食品も同じ運命をたどるのは明白だと思います。

ついでに言うと、私たち日本人は、知らないだけで実はけっこう遺伝子組み換え食品を食べているはずと言われています。

どういうことかというと、「遺伝子組み換え」と書かなくてもいいものがあるということです。

例えば、遺伝子組み換え食品を食べて大きくなった動物の肉や遺伝子組み換えの植物から作られた油などは表示義務はありません。

「主な原材料」に含まれない場合も表示義務はありません。原材料は量の多い順に記載されているのはご存知だと思いますが、上位3つだけが「主な原材料」の扱いとなっています。

つまり、4番目に多い材料が遺伝子組み換え食品を使っていたとしてもラベルに表示しなくていいんです。

さらには、全体量の5パーセント以下であっても表示義務はありません。輸入の際コンテナの隅に遺伝子組み換えの大豆が少し残っていて、それを取り除かずに遺伝子組み換えでない大豆を入れて輸送してくるかもしれませんよね。

意図せずして遺伝子組み換え大豆が少量混ざってしまうこともあるという訳です。

ゲノム編集食品についても同じような形になるのではないでしょうか。

ネット上の反応は?

ゲノム編集食品が流通することについてネット上ではどのような反応があるのでしょうか。

賛否両論ありますが、反対派が多数を占めているという印象です。賛成派としては、これまで行われてきた「品種改良」と何ら変わらないと主張していますが、反対派は安全が確保されていないので危険だと指摘しているという状況です。

 

まとめ

遺伝子組み換え商品とゲノム編集食とは異なるもので、どちらかと言えばゲノム編集食は品種改良と同じようなものと考えると分かりやすいと思います。

開発されてまだ日が浅い技術のため、賛否が分かれるところですが、近所のスーパーに陳列される日も遠くないかもしれません。

先入観念に縛られず、知識や情報を絶えず新しくしていくことしか今のところ自衛手段はなさそうですよね。

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