大人気アニメ「けものフレンズ」
アニメをきっかけに動物園の入場者数も増えていると言われていますから、もはやこれは社会現象レベルに扱ってもいいのではと思います。
私も行ってみたいな、「ジャパリパーク」へ^^
なんせ”けものはいても、のけ者はいない”んですからね~
そんなファンタジーな世界へいざなってくれる「けものフレンズ」ですが、ED(エンディング)の映像に出てくる廃墟が怖いと話題のようです。
アニメがかわいいので「エンディングでなぜ?」と謎は深まるばかり。
では、
エンディングに出てくる廃墟の謎
についてご一緒に調べていきましょうね!
目次
EDの廃墟はどこ?
Twitterでつぶやいている方がいました!
そうそう、これですよ~
廃墟EDの元ネタまとめ。#けものフレンズ #けものフレンズ考察班 pic.twitter.com/mAHcSyBzWA
— ( 「・(ェ)・)「 (@rensou_hou) 2017年2月2日
よく見つけましたね~すごいです!
おまけにカット割りまでほぼ同じ。
では、さっそくそれぞれの廃墟を調べてみましょう。
①シックスフラッグス・ニューオーリンズ(アメリカ)
まずはコチラの動画から(時間のない方はスキップして!)
この映画は2010年10月にTeddy Smithさんによって制作され、2011年にダラス国際映画祭で正式に選ばれたカットだそうです。
YouTubeのアカウントが「teddy smith」となっていますから、撮影者ご本人のアップした映像だと思われます。
シックスフラッグス(six flags)というのは一つではなくアメリカにある複数のテーマパークで、ディズニーランドを模して作られたとも言われているそうです。
絶叫系マシンが多くあるというのが特徴らしいのですが、「けものフレンズ」のEDに出てくるのは、ルイジアナ州ニューオリンズにあるもの。
シックスフラッグスは、もともとは1960年にテキサス州アーリントンで地元不動産業者によって作られた遊園地がスタート。
途中鉄道会社によって買収され、その潤沢な資本によりアメリカのみならずメキシコ、カナダ、そしてフランスやベルギーなどヨーロッパにも進出し多くのテーマパークを建設。
しかし、今世紀に入り負債が増大、2004年にはヨーロッパから完全撤退し、アメリカにおいてさえテーマパークを次々と閉鎖、売却し、経営の立て直しを図ります。
しかしその努力も空しく、2009年6月、負債34億円を抱え倒産。
シックスフラッグス・ニューオーリンズは、2005年に巨大ハリケーン カトリーナに襲われ、甚大な被害を受けて閉鎖に追い込まれました。
2005年といえばまさに経営が苦しく、会社を存続させるために懸命に舵を切っていた時期でしょう。
まさに、「弱り目に祟り目」ですね。
現在もアトラクションは残っているそうですが、現場は管理されており むやみやたらに入ることは出来ないとのこと。
廃墟だからと言って立ち入ると「不法侵入」になりますので、廃墟ファンの方は外からこっそり見て楽しみましょう^^
②ボブロ島遊園地(カナダ)
二番目の「ボブロ島遊園地」ですが、なかなか情報がないんですよね、トホホ。
まずは地図を・・・
アメリカとカナダの国境の境にある小さな島なんですね。
地図を拡大っと・・・
グーグルアースで見るとこんな感じ
小さい島なので周囲を歩いても回れそうなサイズですよね。
で、肝心の廃墟ですが、詳しい情報が見つかりませんでした。
画像があったので祖のリンクだけ貼り付けておきますね。
まずは廃墟の正面と思われる写真
⇒画像
エンディングでは扉の部分しか映ってませんが、こうやってみるとけっこう大きな建物ですね。
続いての画像は、この建物の中の写真です。ダンスホールですけど、かつては多くの人でにぎわっていた様子がうかがえます。
⇒画像
遊園地の中にダンスホールがあったんでしょうかね?
1993年に閉園したそうです。
謎は深まるばかりです^^;
③クラウディア水道橋(ギリシャ)
個人で旅行された時のものと思われる動画がYouTubeにアップされていました。
wikiによれば、この「クラウディア水道橋」は西暦38年に皇帝カリグラが建設をスタートさせ、14年後の西暦52年に皇帝クラウディウスが完成させました。
クラウディウスが作ったから「クラウディア水道橋」という名前なんでしょうね。
69km離れた水源から帝都ローマに水を供給していましたが、そのすべてが水道橋という訳ではもちろんなく、53kmが地下を走り、1kmは構造物内、そして9.6kmが水道橋という構成。
「ローマ水道公園」という場所に今でも水道橋の遺構があり、高さは30mにも及ぶところがあるそうです。
上記の動画も「ローマ水道公園」というタイトルが付いてますね^^
それにしても、周りに何もない、だだっ広いところに10階立て相当の建造物を何キロにも渡って建ててしまうなんて、古代ローマの技術はすごいですね!
④ペルボウラリスク・クリトゥリ・イ・オッデハ公園(ロシア)
なんか、舌を噛んでしまいそうな名前の公園ですね。
こんな名前の公園が近所になくて良かった^^;
「ねえママ、ペルボウラリスク・クリトゥリ・イ・オッデハ公園で遊んできてもいい?」
「いいわよ、ペルボウラリスク・クリトゥリ・イ・オッデハ公園ね!」
なんて会話、なんだかめんどくさそうです。
話が逸れましたね^^;
「ペルボウラリスク・クリトゥリ・イ・オッデハ公園」という名前では情報が皆無で、その代わり、「プリピャチ遊園地」というのがどうも相当するようです。
「プリピャチ遊園地」についてはコチラのサイトにも詳しく書かれています。
チェルノブイリ原発事故のシンボルとも言われる『プリピャチ遊園地』
詳しくは上記サイトに譲りますが、簡単にまとめると、この遊園地があるプリピャチ市はチェルノブイリ原発で働く人たちのために作られた都市だそうです。
かつてはおよそ5万人ほどの人で賑わっていたそうですが、1986年のチェルノブイリ原発事故で廃墟となりました。
事故から30年以上たった今でも放射能危険区域に指定されており、当然誰も住めません。
この年に住めるようになるには少なくとも900年はかかると言いますから気の遠くなるような歳月です。
で、ですよ、以下に注目してください。
チェルノブイリ原発事故があったのが1986年4月26日。
プリピャチ遊園地(ペルボウラリスク・クリトゥリ・イ・オッデハ公園)の開園が1986年5月1日。
そうなんです、つまりこの「プリピャチ遊園地」は、一度も使われることなく廃墟となってしまったということなんですw(゚o゚)w オオー!
こんなこともあるんですね~!
建設に携わった人たちはさぞかし無念だったことでしょう。
命が関係してますから遊園地どころではないとはいえ、なんとも残念です。
毎日新聞の動画がアップされていました。
動画でも人が立ち入っていましたが、”自己責任”でプリピャチ市のツアーがあるそうなんですが、私は遠慮しておきます。
廃墟がエンディングに使われた理由
どうして楽しいアニメのエンディングに物悲しい廃墟シリーズが使われたのでしょうか?
憶測の域を出ませんが、このまま環境汚染などが進めば地球はやがて人が住めない惑星となってしまうということを作者は訴えたかったのかもしれません。
廃墟マニアでなくても、時々こういった場所に足を運んでみると、環境問題や人類の将来などを含めいろいろ考えることができていいかもしれませんよ。
「けものフレンズ」のエンディングで、謎のシルエットがしばしば登場していることに気づきましたか?
関連記事でその”謎のシルエット”についてまとめていますのでよろしければご覧ください^^
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