偽りのクレームで詐欺を働いたという男が逮捕されたそうです。
「食パンが濡れている」というクレームだけで何と30万円もだまし取ったとか。
食パン一つで30万もだましてれるものか?と思いますが、そこは犯人の長年の経験と人間の心理を巧みに突いた犯行手口なんでしょう。
これまでに2700万円もの余罪があるとみれられています。
今回はその手口について勝手に妄想予想してみたいと思います。
事件の詳細
まずは事件の詳細から見ていきましょう。
犯行時期:去年10月
場所:東京都足立区の食パン販売店にて
犯人:東京・中央区、無職 石本隆容疑者(53)
犯行内容:客を装い「食パンが濡れている」とクレーム
その後販売会社本部の社員を装い「お詫びの食パンと売上金を持ってきて」
と言って食パン2斤と売上金30万円をだまし取った疑い。
同様の手口で過去5年に2700万円もの余罪があるとみられています。
犯行手口を予想してみる
パンのクレームだけでなんで30万円も支払うのか?と不思議な気がしますね。
いくらなんでも払い過ぎでしょw(゚o゚)w オオー!
「こんなの、騙される方がバカでしょ!」と思っているそこのあなた、次のターゲットはあなたかもしれません。
手品でも「見破ってやるぞ」と思っているお客さんほど簡単に騙せると言いますからね^^;
詳しい犯行手口は明かされていないので、勝手に想像してみましょう。
まず、犯人はクレーマーと販売会社本部社員という一人二役を演じています。
クレームを直接お店に行って話したのか、それとも電話で伝えたのかはわかりません。
仮に店に直接行ったとしたら対応する店の人が同じって可能性は大ですから変装する必要がありますね。
ちょっとしたことで印象は変わりますから変装してても見破るのは難しいかもです。
私も、駅で行きつけの床屋のおやじさんに声をかけられた際、一瞬誰だか分からなかったことがあります。
普段オヤジさんは店では「白衣とマスク」を着けているのですが、駅であった時には普段着だったので自分の中のイメージと合致しなかったのでわからなかったのでしょうね^^;
案外変装は簡単なのかもしれません。
次に、犯人は販売本部の社員を装っていました。
フランチャイズなのか、それとも支店とか子会社なのかは分かりません。
でも、本部からクレーム案件を抱えた社員が突然来社したら構えてしまいますよね!
「ゴラァ、お前んとこの製品からクレームが出とるんじゃ!わかっとるか、ワレ。おまんとこの責任じゃよって早うお詫びのパンと売上金を”耳を揃えて”持ってこんかい!ボケッ!(食パンだけに耳を揃えてみました^^;」
そんな風に来たらアタフタしてしまいます。
「お代官様、手前どもに限ってはそのようなことはないと思うので、何かの間違いではないかと・・・。ましてや売上金全部を差し出せなんて、あんまりですわ。」
「何をぬかしとんのじゃ、ボケ。お前んとこの店の製品であることはようけ調べがついとるんじゃ。四の五の言わずにはよ売上金持ってこんかいっ!これ以上ふざけたことぬかしよるんやったらお宅との契約、す・べ・て白紙に戻すこともできるんじゃがのう。あ、そうそう、お前んとこに確か器量のいい年頃の娘がおったのう。この記事トップに載せられている画像の娘がそうか?あるいはその娘で払ってもらってもいいんじゃが・・・どうする?
「お代官様、娘だけは、娘だけは堪忍してつかーさい。わかりました、今すぐ売上金30万円をお持ちします。」
こんなやり取りだったかはわかりませんが(笑)、「本社にもクレームが!」「お宅のミスだ!」「契約の解除!」「お詫びのしるし」「お客様はカンカンだ!」などをまくし立てられたら、頭が真っ白になってその人間が本当に本社の人間か確認しようという考えすら起きないでしょう。
そこがねらい目なんでしょうね。
実在した詐欺師をモデルにした映画
詐欺で思い出しましたが実在した詐欺師をモデルにした、スピルバーグ監督作品「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」がありますね。
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [Blu-ray]
レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクスという豪華俳優陣で見応え十分。
パイロット、医師、弁護士を装い現在の金額で何と3億円をだまし取ったとか。
映画の中で、医師に扮したディカプリオが大病院の院長のご令嬢といい中になり、執務室?の中でイチャイチャとあんなことやこんなことまでしちゃってて、羨ましかったです^^;
Amazonのレビューでも★4.3という高評価です。
モデルになったのはフランク・アバグネイルという方で、現在は更生しこれまで40年以上に渡りFBIの詐欺捜査に協力しているそうです。
画像⇒フランク・アバネイル氏
今回の犯人も、その知恵をいい分野に使えばいいんですけどね(*^-^)/
※最後までご覧いただきありがとうございます。