「東京喰種:re」の主人公、佐々木琲世は「東京喰種」の金木研と同一人物であることが分かりました。
でも、この二人のプロフィールをみるとなんとそれぞれ誕生日が違うんですよ!
なぜ同一人物なのに違うのか、この謎を考察していきましょう。
佐々木琲世と金木研のプロフィール
まずはそれぞれのプロフィールから確認していき、それからその理由について考えていきましょう。
まずは金木研から。(誕生日に注目)
- 所属 :上井大学文学部 国文科一年
- 身長 :169cm
- 体重: 55kg
- 足のサイズ: 25.5cm
- 誕生日 :12月20日
- 星座 :いて座
- 血液型: AB型
- Like: 読書、綺麗な言葉、知的な女性、ハンバーグ
- Rc Type: 鱗赫
※出典:ピクシブ百科事典
物語の主人公、金木研は18歳の大学生。20区で一人暮らしをしています。
「あんていく」で”偶然”知り合った神代利世(かみしろ りぜ)に捕食され掛け絶体絶命の危機に陥るも、襲われた工事現場で頭上から鉄骨が落下し、リゼは絶命、自信も重傷を負います。
リゼに捕食されずに済んだものの、重傷を負った金木研は医師独自の判断でリゼの臓器を移植され半喰種となってしまいます。
半喰種となってしまった彼は普通の食事もできないという物理的な苦しみに加え、人間でもない、喰種でもない者としての存在意義にも苦しめられます。
話はうんと飛びますが、金木は最後には喰種対策局(CCG)所属の喰種捜査官の一人である有馬貴将(ありまきしょう)特等捜査官によって駆逐されてしまいます。(やられちゃうんですね)
そのダメージで記憶を失った金木は有馬貴将に保護され、佐々木琲世という新しい人格を与えられます。
有馬貴将は彼を自身の後継者とするために訓練し、後に喰種捜査官となります。
では改めて佐々木琲世のプロフィールを見てみましょう。(誕生日に注目)
- 所属 :真戸班所属クインクス班メンター、上等捜査官(75期)→准特等捜査官(59話~)
- 誕生日: 4月2日
- 血液型: AB型
- 身長 :170cm
- 体重 :58kg
- 年齢: 22歳→23歳
- Rc値: 2753
- Rc Type: 鱗赫
- Quinque: ユキムラ1/3(甲赫―Rate B)
- 功労: 金木犀賞、白単翼賞
※出典:ピクシブ百科事典
「東京喰種:re」では彼が喰種捜査官になってから2年ほど経過した頃から物語が始まります。
クインクス班のメンターとして奮闘するも思うようにいかず、チームとしてうまく機能させられないことに悩みます。
ではここから本題に入りましょう。金木研と佐々木琲世の誕生日はなぜ異なるのでしょうか。
金木研と佐々木琲世の誕生日が違う理由
- 金木研:12月20日
- 佐々木琲世:4月2日
とこのように同一人物でありながら誕生日が違うという謎がある訳ですよ。
ちなみに金木を駆逐した有馬貴将は金木研と同じ12月20日が誕生日。彼を後継者にしたいと思うほど入れ込んでいたのであれば、むしろ同じ誕生日なんだからそのままでもいいような気がします。
CCG(喰種対策局:Commission of Counter Ghoul,)の管理下で新たな人格として佐々木琲世としてスタートしたことを考えると、彼の誕生日というデータもやはりCCGが与えたと考えるのが妥当なのかもしれません。
さらに考えられることは、すべての経歴を新たにしてほしいというCCG側の思いが込められているのかもしれません。
これまで喰種側であった金木研は生まれ変わり、今度は喰種を駆逐する側の人間として新たに佐々木琲世として活躍してほしい・・・ということなのかもしれません。
まとめると、
- CCGが勝手に決めた誕生日
- CCG側の人間として生まれ変わった証
この理由は明らかにはされていませんが、敢えて誕生日を変えていることはこういう意味があるのではないかと思いました。
有馬貴将が金木研を後継者に選んだ意図
有馬貴将はCCGの特等捜査官で、金木研をいとも簡単に駆逐します。
「特等捜査官」という肩書からもわかりますが、彼は喰種捜査官の中ではいわゆるエリートでその片鱗は子供の頃からみられました。
CCG総議長によって発掘され特別に入局することが出来ましたが、恐ろしいほどの速さで特等捜査官にまで上り詰めます。
そんな優秀な有馬貴将ですが、喰種たちをせん滅するべく行動してきた自身に嫌気がさし対抗する組織「アオギリの樹」を設立し自らを「隻眼の王」というトップの座に座ります。
ダブルフェイス的なことをしたという訳ですよ。
- CCGでは喰種特等捜査官
- アオギリの樹では支配者という立場
高い地位にいるので例えば喰種捜査に関する秘密事項などを横流しする訳です。
有馬貴将の最終的な目的は「人間と喰種の共存できる社会」。そのうえで、有馬貴将という強力な喰種捜査官を倒すことができるということが分かれば、それは喰種社会にとって希望となると考えました。
有馬貴将が金木研の素質を見抜き、彼を自身の後継者にしようとしたのは、その目的を完遂するに足る存在と見たからでしょう。
その後金木研改め佐々木琲世は反乱を起こし、そこで有馬貴将は負けます。
つまりは有馬貴将の目論見通りになったということです。
終わりに
金木研と佐々木琲世の誕生日が違う理由は想像の域を出ませんが、敢えてエイプリルフールを外しているのもなんだか憎い気がします^^;
それにしても記憶喪失もののドラマや映画はたくさんありますが、もし自分がそうなったら世界はどう映るのでしょうかね?
有馬貴将のようにがむしゃらに仕事一直線に歩いてきても、ふとしたきっかけで「これでいいのか?」と思うことがあるかもしれません。
喰種特等捜査官でありながらアオギリの樹のトップでもあるという一見矛盾する立場。
そこに自らの命を懸けての彼なりの希望があるとは!
マンガやアニメから学べることは深いですね。
※最後までご覧いただきありがとうございます!